ADHDログ

社会人になってからADHD、アスペルガー症候群、学習障害と診断されましたけど生きています。発達障害者として生きる中で感じたこと、学んだことなどを書いています。

ADHDに関しての知識がある定型発達者の皆さんにお願い!職場で作業ミスが多い人がいたらADHDを疑い、指摘してあげてほしい!

f:id:nde298:20171121202952j:plain ADHDについて知識のある定型発達者の皆さんにお願いがあります。

仕事ができない人にはADHDを疑って指摘してあげてほしい

職場で何度も同じミスをする、話を聞いているようで聞いていない、作業がとても遅い社員がいたらADHDなのかもしれません。
社会人の中には自分がADHDなのに自覚していないケースが多く存在します。
ADHDの障害特性ゆえに仕事のミス、上司の叱責などを通して「なぜできないんだろう?自分はダメなやつだ」と自分を責めてしまう傾向にあります。
自分を責めた結果、二次障害としてうつ病にする可能性もあります(僕は実際これでうつ病になりました)。

そうなる前に「お前、ADHDなんじゃないの?」と指摘してあげてほしいのです。
本人が自らADHDなんじゃないだろうか?と疑うのはADHDの障害特性を知っていないとなかなか難しいところがあります。
僕は自分でADHDなのではないだろうか、と気づいたクチですが、そう考えるようになるまで長い時間を要しました。

当人にADHDだと気づいてもらったほうが周りも仕事がやりやすくなる

おそらくADHDなのではないかと指摘された当人はショックを受けると思いますが、それがADHDという障害に気づき、診断を受けるきっかけになるとしたら長い目で見て当人のためになることだと感じるのです。
また、周りの定型発達者にとっても当人にどういう風に関わればよいのか、どういった仕事を振っていけばよいのかが明確になると思うのです。

ADHDに割り振る仕事は本人が得意なことがベスト

振られる仕事に関してADHD当事者からすると簡単な仕事がよいという単純なものではなく、当人の得意なことをやらせるのが一番生産性が上がります。
当人に業務で何が一番得意かヒアリングし、仕事を任せるとよいと思います。
もしミスが多いようならダブルチェックをかけてあげてください。
定型発達者の方々にはお手間をかけてしまいますが、職場でADHDの人間と一緒に仕事をするのであればそれが一番円滑に進むはずです。
そうすることで結果的にwin-winの関係になれるのではないかなと考えています。

 

仕事ができないことゆえに心を病むADHD疑惑の人が少しでもいなくなること。
ADHD当事者が業務に貢献できるようになること。
周りの定型発達者の方々の負担が減ること。
そんな理想的な職場が増えて行けば素敵ですよね。